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大分市佐賀関(さがのせき)

佐賀関の磯の香り「クロメ」

Vol.11
 冬の寒さが厳しい1月中旬、佐賀関の高島・関崎地区ではクロメ漁が解禁になります。
 早朝より、磯用の小舟を引いた漁船が、佐賀関半島沖の漁場に向かって進んでいきます。箱めがねで海中を覗きながら、長い柄の付いたカマで軟らかく伸びたクロメの新芽を刈り取っていきます。
 取ったクロメは2〜3枚ごとに1本の棒状に巻かれ、出荷されていきます。
 コンブの仲間である佐賀関のクロメは、クロメの近縁種であるカジメのこと。ところが、なぜか大分市内ではカジメという言葉はほとんど聞いたことがありません。
 サザエやアワビのエサになり、魚介類が繁殖する磯場を形成するクロメは、取りすぎを防ぐため、漁期を3月上旬までと決められています。
 クロメは一般的に2つの食べ方があります。1つめは、細長く刻んで醤油をかけ、混ぜ合わせ、粘りが出たところでいただきます。熱いご飯の上にのせても美味しく召し上がれます。また、お好みでゴマをかけたり、ポン酢でいただいたりもします。一度、クロメを口に入れると、旨みと独特のほろ苦さが広がりクセになる美味しさがあります。          
 2つめの食べ方は、熱い味噌汁に細かく刻んだクロメを入れます。入れた瞬間、黒いクロメが濃緑色に変わり、ふわっとした磯の香りが感じられます。味噌汁にトロロのような粘りが広がり、独特の汁物となります。
 坐来大分でも、このクロメの磯汁をご用意いたしております。

 大分県漁業協同組合佐賀関支店 097-575-0511

撮影協力 大分市、総合監修 金丸佐佑子(平成19年2月発行)

竹串(手前)と反対の方から刻んで使います。

一本一本丁寧に巻きます。

クロメの磯汁

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