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大分|食|大分の食物

宇佐市安心院町(大豆生産地)大分市(加工・販売)

地域と連携した「うまい豆腐づくり」

Vol.18
 大分市で豆腐の製造販売をしている豆の力屋(まめのちからや)は、販売を始めて5年が経過した頃、消費者団体から「遺伝子組み換えのものを使っていないか?」などたくさんの質問や意見を受けました。当時の豆腐製造業者のほとんどが米国産の輸入大豆を使用していたのですが、豆の力屋の庄司社長は、質問をしてきた団体代表者の強烈な「思い」に打たれ、「食べ物を扱う業者として何かをしなければならない」と、大豆産地と連携した良質な素材にこだわる豆腐の生産を行うようになったとのことです。

 大分県の北部に位置する安心院町松本地区は、寒暖の差が激しく、豆腐の原料となる美味しい大豆を作るのにとても適した土地です。一般的に豆腐の原料として使用されるのは、タンパク質が多く固めやすいフクユタカという品種ですが、デンプン質が多く糖度の高いムラユタカでこそ本来の大豆が持つ自然の甘味が出せます。当時は、販売に有利なフクユタカが主流でしたが、直接生産者と関わりを持ちながら、3年かけてムラユタカの産地を広げていきました。

 豆の力屋では、ムラユタカの糖質の高さを100%引き出すために石臼挽きを行っています。グラインダーで大豆を切り刻むのではなく、40分もかけて豆を練り合わせるようにして組織や繊維を生かしたまま粉にすることが旨味の秘訣になっています。また、うまい大豆を生かすため、にがりも品質と相性にこだわり、県南の米水津(よのおず)地区の海水からできたものを使用しています。

 豆の力屋は、豆腐の販売だけではなく、松本地区と共に発展していこうとしています。上空から見た地区の形がイモリに似ていることから、イモリ谷ブランド商品として松本地区の野菜や漬け物、パン、お米なども販売しています。この農村と商業が連携し、生産・流通・販売・加工までが一貫している活動は、平成16年度農林水産祭(むらづくり部門)で天皇杯を受賞しました。

 坐来大分ではイモリ谷ブランドである豆の力屋の豆腐を使用しています。大豆(ムラユタカ)の旨味を味わってください。


※農林水産祭
 毎年11月、国民の農林水産業と食に関する認識を深め、農林水産業者の技術改善及び経営発展意欲の高揚を図るため、国民的な祭典として実施されています。
 農林水産祭式典では、全国の農林水産大臣賞を受賞した中から、その性質・内容が抜群で広く社会の賞賛に値する業績については、天皇杯が授与されます。表彰部門には農産、園芸、畜産、蚕糸・地域特産、林産、水産、むらづくりの7部門があります。
 また、農林水産物の消費拡大を目的としたイベント「実りのフェスティバル」も開催されます。

 
   総合監修 金丸佐佑子(平成19年6月発行)

宇佐市安心院町松本地区の入り口

うまい豆腐の源「石臼」

石臼挽きの豆腐

坐来大分のメニュー例

豆の力屋
代表取締役 庄司憲一氏
〒870-0821 大分市志手3−3
TEL・FAX 097-546-9168
日曜定休

石臼挽きおぼろ豆腐

石臼挽き豆乳

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