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日田市

水郷日田の鮎

Vol.21
 日田市は、北部九州のほぼ中央、大分県の西部に位置し、福岡県と熊本県に隣接する地域です。歴史ある町並みやおひなまつり、小鹿田焼など、江戸時代に九州の中心地として栄えた「天領日田」の文化が、今も脈々と受け継がれています。また、市の中心部を流れる三隈川を始め、花月川、大山川、玖珠川などが合流するなど、豊富な水に恵まれていることから、「水郷日田(すいきょうひた)」とも呼ばれています。
 毎年5月20日に鮎漁が解禁され、市内の河川は多くの釣り客で賑わいます。今年は当初からたくさんの鮎があがり、大きさも良好のようです。6月15日からは、漁師による本格的な鮎漁も始まっています。7月20日頃からは「やな場」もオープンし、鮎のつかみ取りを楽しむことができます。
 日田漁協の江藤専務さんから、「日田では鮎は年に3回食す」と伺いました。6月の鮎は香りが高く、8月に入ると脂がのり、11月は子持ちの落ち鮎になる。街角で活きた鮎が手軽に買える日田では、食通をうならす鮎の楽しみがあります。
 三隈川のほとりにあり、鮎料理で有名な春光園の後藤さんは、「塩焼き、煮付け、うるか煮と色々ありますが、鮎の料理で最後に行き着く先は、鮎を茹でて酢醤油などでサラッと食べる「ゆで鮎」です。」と話してくれました。
 稀代の食通といわれた木下謙次郎の著「美味求真」でも最たるものと称されている三隈川の鮎。
 坐来大分では、水郷ひた「水と森の恵み」フェア(7月14日〜7月31日)を開催中です。期間中は、とれたての大山響鮎を一夜干しにして、日田産の魚醤で仕上げたオリジナルメニューをご用意しております。
 
※落ち鮎:晩秋、産卵のために川を下る鮎。孵化した鮎は海に下り、内湾でプランクトンを食べて冬を過ごします。初春になると稚鮎は川を遡上し、中流域で石に生える藻を食べて成長します。そして秋、下流域で産卵をしたあと、鮎はわずか1年の一生を終えます。

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 鮎釣り名人の日田の知人から毎年11月、子持ちの鮎が届きます。うるか作りは手間暇かかるので手作りはパス。鮎めし、塩焼きを楽しみます。そして、止めはお正月用の昆布巻き作り。子持ち鮎を芯にした昆布巻きは真子の黄色が鮮やかで切り口がきれいです。自画自讃ですが実に見事。お重の中で輝いています。それを、自慢したくておすそ分けするのです。
 亡き義母は夫が山に登る時や旅行する時には、必ず鮎料理を食べさせて送り出しました。産まれた川に鮎が戻ってくるように、元気で家に帰って来ますようにの親の思いが込められているのです。お正月に鮎の昆布巻きが入るようになったのも、逆境にあった時、順境であった元に戻りますようにの願いが込められてと聞きました。私にとって美味しさ以上の味がする鮎料理です。今年も又、日田の鮎が豊漁で沢山のおすそ分けが出来るとうれしいのですが。
 
     総合監修 金丸佐佑子(平成19年7月発行)

水郷日田

やな場で跳ねる鮎

鮎のつかみ取り

水郷ひた「水と森の恵み」フェアを開催中

「響鮎風干し 魚醤仕立て」(坐来大分)

三隈川の鵜飼い

焼き鮎

鮎のうるか(小鹿田焼の壺入り)
日田市「魚福」製造
(坐来大分で販売中)

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