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大分|色|大分の風景

中津市

〜 二枚の羽状の美しいもの ― 秋桜 ― 〜

Vol.28
 中津市には、子どもの頃から校歌などを通じて仰いできた『八面山(はちめんざん)』があります。
四方八方どの方向から見ても同じ形に見える山ということから付いた名前といわれています。
また、この山に箭柄竹(やがらだけ)が多かったことから俗に『箭山(ややま)』とも呼ばれています。麓には『金色(かないろ)温泉』、周辺には名勝『耶馬溪(やばけい)』や『青の洞門』などの観光地があり、春は新緑、秋は紅葉と自然が創作する景観に出会うことができます。

 この山の麓に位置する三光(さんこう)地域では、毎年10月中旬から11月初旬まで『三光コスモス祭り』が開催されます。7年前に地域の子どもたちやボランティアの協力によってスタートしたこのイベントも、東京ドーム5つ分の転作田に2,000万本ものコスモスが栽培され、西日本有数の規模を誇り、辺り一面に広がる色とりどりの花野原が、八面山の足元を美しく装います。

 コスモスの学名は、「Cosmos bipinnatus」。「bipinnatus(ビピンナタス、ビピンナツス)」は、「bi(2つ)」と「pinnatus(羽状の)」の意味があり、コスモスの葉の部分が二回羽状複葉と呼ばれる種類であることに由来しているそうです。

 コスモスの花言葉は、「乙女の真心」「乙女の愛情」ですが、色によって、ピンク「乙女の純潔」、赤「調和」、白「美麗」「優美」「純潔」と言い分けられます。花言葉のとおり、この花畑に足を踏み入れた瞬間から清らかな乙女の愛情に包み込まれたように、自然と心が和んでいきます。
また、コスモスはギリシャ語で『宇宙』という意味もあります。しゃがみ込んだ目線でコスモス園を眺めれば、きっと無限の空間と時間の広がりを感じることもできるでしょう。
 
 自然と人々の営みによって創りだされた『色』のアートは、冬を間近に控えたこの時期だからこそ醸し出すことができる一つの奇跡だといえます。

【三光コスモス祭り】
 お問い合わせ:中津市三光支所総務課(TEL0979-43-2050)
 http://www.city-nakatsu.jp/soshiki/sankousisyo/

八面山とコスモス園

コスモス(白)

コスモス(ピンク)

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