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大分|職|職人の技

大分市

cloud(クラウド)

Vol.25
念入りな下処理を終えた2枚の革が、一目一目丁寧に縫い合わされていきます。美しく揃った縫い目、O.1ミリ単位で調整するという厚み…大分市で革細工の工房「cloud(クラウド)」を営む土屋タカシさんが作るバッグや財布には、土屋さんの職人としてのこだわりをいたるところに見ることができます。

「なにより仕上がりに美しさがなくては。」と話す土屋さんの革製品は、全てが手縫いで作りあげられていきます。仕上がりの美しさ、丈夫さに優れるとともに、手仕事の温かみが伝わるのも手縫いの魅力だといいます。
また、入手できる限りの上質な素材を用い、バッグの持ち手の芯にも革を幾重にも張り合わせたものを使ったり、使い込んでも型くずれしないよう予め補強しておいたりと、見えない部分にもさまざまに工夫を凝らし、長く愛されるものづくりをしています。

なかなか自分が欲しいイメージの財布が見つからず、自分で作ってみよう、と始めたのがきっかけだったとのことですが、趣味で作っていた作品が評判を呼び、ついには工房を開くに至ったとのこと。しかし、革細工を教える人も作る人も周りにはおらず、ここに至るまでには材料や道具など、試行錯誤の連続だったとか。
「商品として作る以上は、それだけの技術力が必要なので、猛勉強しました。一面識もない関東の有名な革細工職人の方に頼んで工房を見せてもらったり、道具を紹介してもらったりしました。行動あるのみと実感しましたね。」と笑っておっしゃっていましたが、顧客に対する誠実さと革細工への情熱があるからこその行動でしょう。

通常の店舗販売はしていない土屋さんの革製品をオーダーする方は、男女半々だそうで、まずはその方といろいろな話をするなかで、その方の好みやライフスタイルを把握し、商品のイメージを作りあげていくそうです。
「基本的にはシンプルなデザインで長く使っていただけるものを提案しますが、お客様のイメージを型紙に置き換えることが一番難しいです。ただ、オーダーメイドで商品を作ると、自分が今まで作らなかったようなことにもチャレンジできる。それはとても勉強になります。」とおっしゃる土屋さん。
常に自らの技術を高め、顧客に最高のものを提供したいという姿勢こそが、土屋さんの作る革製品の美しさに反映しているのかもしれません。

○お問い合わせ先
手縫い革製品 cloud(クラウド)
土屋 タカシ

〒870−0003 大分市生石1−3−3
電話 090−9075−6220
E-mail cloud@wish.ocn.ne.jp

緻密なステッチが光る上品な逸品

2本の糸が流れるような手さばきで縫い込まれていきます

持ち手や金具などにも細かな配慮が

男らしい革小物も素敵です

色とりどりの財布や名刺入れ

作業台に向かう土屋さん

「道具は自分の手と同じ。こだわります。」とのこと

最近ではスマートフォンカバーなども作っています

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