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『大分の竹工芸』 世界へ挑む!

Vol.32
2013年 初夏 大分の竹産業界が賑わっています。

大分県は竹工芸品の一大産地で、主な資材である真竹の生産量は全国一を誇ります。しかし、近年、海外からの安価な竹製品の輸入や、プラスチックやアルミ類などの代替資材の普及などで、竹工芸品の生産量は年々減少しています。
そこで、大分の竹産業の復興を志した県内の竹産業に携わる5団体が参画し、2012年7月、一般社団法人「大分県竹産業文化振興連合会」(岩尾一郎会長)を発足させました。


現在、大分県竹産業文化振興連合会は国内外の関係機関と連携し、「大分県竹工芸品海外販路開拓事業」を展開しています。
この事業の第一弾では、8月にアメリカニューメキシコ州で企画展を開催し、そこで大分の竹工芸品を展示販売します。その商品は既存のものではありません。新たに、ジュエリーデザイナーと竹工芸作家がコラボレートして作り上げる、竹製のピアスやネックレス、バッグなど高付加価値の商品です。


これに向けて5月9日、新商品開発プロジェクトが始動しました。
このプロジェクトのため竹工芸作家らが「竹工芸品海外販路開拓事業研究会」(大谷健一代表)を立ち上げ、別府市で第1回目の研究会を開催しました。
研究会では、ジュエリーデザイナーの岡本菜穂さん(東京)から、竹の特性を活かしたしなやかな曲線を描くネックレスや緻密な編み目のバッグなど、数種のデザインが提案され、デザインイメージを商品化するための制作上の問題点や、よりよい手法について、活発に意見が交わされました。


5月28日に行われた第2回目の研究会では、竹の染めや曲げのサンプルを岡本さんが確認し、商品の具体的なサイズや付属金具の形状など商品の詳細が決定され、試作品制作がいよいよスタートしました。


この研究会の様子は、地元の新聞やテレビなどマスメディアにも大きく取り上げられ、大分の竹工芸の注目度は高まっています。8月の企画展を契機に、大分の竹工芸、ひいては竹産業がどのように進化するのか大いに期待が膨らみます。

デザイン考案のため、大谷会長から竹編みの手法を学ぶデザイナーの岡本さん

第1回研究会の様子

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